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白石 康次郎海洋冒険家
DMG MORI SAILING TEAM スキッパー 白石 康次郎 (Kojiro Shiraishi)
プロフィール
生年月日:1967年5月8日 東京生まれ鎌倉育ち
出身校:神奈川県立三崎水産高等学校 (現・神奈川県立海洋科学高等学校)
少年時代に船で海を渡るという夢を抱き、三崎水産高等学校在学中に単独世界一周ヨットレースで優勝した故・多田雄幸氏に弟子入り。レースをサポートしながら修行を積む。 1994年、当時26歳で、ヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録(当時)を樹立。その他数々のヨットレースやアドベンチャーレースでも活躍した。
2006年、念願の単独世界一周ヨットレース「Five Oceans」Class Ⅰ(60ft)に参戦し、歴史的快挙となる2位でゴール。
2008年、フランスの双胴船「Gitana13」号にクルーとして乗船し、サンフランシスコ〜横浜間の世界最速横断記録を更新した。
2016年11月には最も過酷な単独世界一周ヨットレース「Vendee Globe」にアジア人として初出場を果たすもマストトラブルにより無念のリタイア。
2018年10月30日、DMG森精機が立ち上げた日本初の外洋ヨットチーム「DMG MORI SAILING TEAM」のスキッパーに就任した。
2020年11月に行われる「Vendee Globe」への挑戦と、最新のフォイル艇の造船も発表された。
ヨットレーサーとしての活動以外にも、子供達と海や森で自然を学習する体験プログラム「リビエラ海洋塾」の開催や、「小学生のための世界自然遺産プロジェクト(ユネスコキッズ)」のプロジェクトリーダーを歴任。
2017年夏にはVendee Globeに出場したヨット「Spirit of yukoh Ⅳ」で日本各地の港を回り、教育プログラムを実施。 また、児童養護施設への支援活動にも長年従事しており、2014、2015年と高校生たちと共にヨットを学び、逗子-伊豆大島間を1泊2日で往復航海するプログラム「大島チャレンジ!」を実現するなど、子供達に自然の尊さと「夢」の大切さを伝える活動に積極的に取り組んでいる。
主な成績
1993〜 94年 | 「Spirit of yukoh」号にて史上最年少(当時26歳)単独無寄港世界一周を達成(176日間) |
1996年 | アドヴェンチャーレース「Eco Challenge」ブリティッシュ・コロンビア出場 |
1997年 2月 | アドヴェンチャーレース「Raid Gauloises」南アフリカ大会出場 日本人最高の11位 |
1998年 8月 | 双胴船「Explorer」号のクルーとして、横浜〜サンフランシスコ間 世界最速横断記録を樹立(14日17時間) |
2000年 7月 | アドヴェンチャーレース「Camel Trophy」トンガ/サモア2000出場 |
2002〜 03年 | 単独世界一周ヨットレース「Around Alone」Class II 第4位 |
2006〜 07年 | 単独世界一周ヨットレース「Five Oceans」Class I 第2位 |
2008年 | 双胴船「Gitana13」号のクルーとして、サンフランシスコ〜横浜間 世界最速横断記録を更新(11日) |
2016年 6月 | 大西洋横断ヨットレース 「Transat New York-Vendee」第7位 |
2016年 11月 | 単独無寄港無補給世界一周ヨットレース 第8回「Vendee Globe」アジア人初出場 スタートから約1ヶ月後の、12月4日南アフリカ・ケープタウン沖にて、マストが突然折れ、レース続行が不可能となりリタイアを表明する。 |
2020年 5月 | 大西洋横断ヨットレース 「The Transat」出場予定 |
2020年 6月 | 大西洋横断ヨットレース 「Transat New York-Vendee」出場予定 |
2020年 11月 | 単独無寄港無補給世界一周ヨットレース 第9回「Vendee Globe」への出場・初完走を目指している。 |