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PODIUM2015.5.27

コンコールスーパーコルサ 竹之内 悠選手レポート

コンコールスーパーコルサ
 コンコールスーパーコルサの形の特徴から触れたいと思う。コンコールスーパーコルサはまず立体的で一般的には古いサドルと認識される形をしている。横からサドルを見ればサンマルコ表記で言うウェーブ形状をしていて、サドル後部は大きくせり上がっている。サドルのサイド部はシートレール横から見て十分に隠すほどシートが覆っていて、サドル上部の座る所は円形をしており、面の上に座るというより円の上に座るという感じ。この形が大きくパフォーマンス向上につながる。ウェーブ形状は俗に言う使い古したサドルのようにお尻にフィットしやすく、ペダリング時のポジションを固定しやすい。そして、シートレールが隠れるまで大きく下に下がったサドルのサイド部があることで、脚が正確に真下に自然と降りやすい。内や外に膝を振る場面やペダリングに癖等もあると思うが、基本的に真下に降ろすペダリングのガイド、補助をしてくれる。またサドル全体が平面ではなく、立体的なのでお尻にすんなりと収まる。これは例えようのない乗り味でそれを言葉にするのは難しい。僕自身、今流行りの平面的な軽量サドルを使うとペダリングの上下運動はできるが、回転運動はし辛く感じた。ペダリングは踏むというが実際は回転運動であり、いかに効率よく脚を回せるかが重要である。
 またコンコールスーパーコルサをシクロクロスに選んだ理由としては、座り心地がややソフト気味であること。あと、ウェーブ形状をしているため、シクロクロスのようにレース中にバイクを交換してもカラダに違和感を与えないようにするため。なぜなら、フラット形状のものなら必ず使い古していくと座面が凹み、フラット形状からウェーブ形状へと移行していく。俗にいうサドルのへたり具合であるが、そのへたり具合が各バイクによって差異が出てしまう。元からウェーブで座面がソフトであれば、もちろんサドルに差異が出るが、その差異を最小限にできる。座面がソフトであるため、座った時に形が崩れやすいので個体差もカバーできるし、ウェーブ形状なので元から使い古したサドルのようにフィットする。
 またレースにおけるサドルの役割は壊れず、安定したパフォーマンスの供給。もちろん、ペダリング効率の良さなどの本来のパフォーマンスを果たすこと。スーパーコルサは両方を満たしている。もちろん、レース中のサドルのトラブルはなく、最高のパフォーマンスをしてくれた。未だになくならないこのコンコールスーパーコルサというモデルの意味を少なからず理解ができる。
 最後に、サドルのパフォーマンスの中で軽さを引き合いに出すのは昨今の流れであり、現にコンコールスーパーコルサはカタログ値で300gもある。これはサンマルコ社の中の他モデルカーボンレール仕様の倍の重さである。でも、考えてもみて欲しい。その軽くなった150gと効率よくできるペダリングがどちらが重要か。ぼくはあらゆる条件を考え、後者を選択し、2014全日本シクロクロス選手権をこのサドルで優勝した。

concor-supercorsa

SUPER CORSA03.jpgsupercorsa02.jpg

竹之内 悠

1988年9月1日
170cm 62kg

略歴
2011、2012、2013、2014 全日本シクロクロスチャンピオン 4連覇
2010 全日本U23マウンテンバイククロスカントリーチャンピオン
2008,2009 全日本U23シクロクロスチャンピオン